交通事故問題でお悩みの方へ
このホームページをご覧の皆様へ
皆様の中には,ご自身やご家族が交通事故に遭ってしまい,今も治療中という方がおられると思います。
交通事故はある日突然,何の前触れもなく平穏な日常を破壊します。
大切な家族を突然失った方
重い障害が残り仕事や家事を断念せざるを得なくなった方
先の見えないリハビリに取り組んでおられる方
介護のため住み慣れた場所から転居せざるをえなくなった方など
その喪失感や不安感は,計り知れないものがあります。
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「自分だけは大丈夫」と思っていませんか?
日本では,年間約60万件(2014年は57万3465件〔負傷者数70万9989人〕)の交通事故が発生しています。
小さな判断ミスやルール違反が,大きな事故を生み,人生を変えてしまいます。
疲労や寝不足などがあると,判断力が鈍ります。
考え事や携帯電話の操作などをしていると,歩行者や信号を見逃すなどのミスを犯します。
高齢や運転の不慣れのために,ブレーキとアクセルの踏みまちがいなどの事故が起きることもあります。
また,自分自身の運転にミスやルール違反がない場合でも,他人が起こした交通事故に巻き込まれてしまうこともあります。
加害者の多くは,いわゆる「犯罪者」のイメージとは異なります。ごく普通の人生を歩み,車を運転していた人々です。
誰でも加害者になりうるし,被害者にもなりうる。これが交通事故の非常に恐ろしいところです。
まずは適切な治療を受けてください
交通事故で怪我をされた場合,まずは医療機関において適切な治療を受けることが大切です。
「我慢できる痛みだから・・・」「今は仕事を休めないから・・・」と放っておくと,後に重大な後遺症を残してしまうことがあります。
また,きちんと医療機関で検査や治療を受けておかないと,後で補償の問題になったときに不利益を被る可能性もあります。
例えば,怪我による慰謝料は,原則として治療にかかった通院期間や実通院日数を基本に計算されます。
ですから,痛みがあるのに我慢して通院していない場合には,きちんと通院した場合に比べて慰謝料が少なくなってしまうことにもなりかねません。
他にも,後遺障害が残った場合に,事故と障害との因果関係を証明できず,本来受けられるはずの補償が受けられなくなることもあるのです。
加害者や保険会社との交渉はお任せください
交通事故に遭われた後,被害者やそのご家族が,加害者や保険会社の担当者とのやり取りにおいて二次被害とも言える苦痛を味わうことがあります。
葬儀や見舞いに来た加害者が心ない言動をとることもありますし,保険会社の担当者の中には強引な者もいて,必要な治療中であるにも関わらず治療費の打ち切りを通告してきたりすることがあるためです。
また,多くの場合,そのような強引な担当者が被害者に最初に提示する損害賠償額は,必ずしも適正なものではありません。
裁判所の基準より低額なのはやむを得ないとしても,中には任意保険の基準にすら満たない賠償額を提示する者もいます。
被害者は保険の専門家ではありませんから,強引な担当者でも保険会社から提示される賠償額を,「交通事故の専門家である保険会社からの賠償金提示だから正しいのだろう。」と,特に疑うことなく信用し,すぐに示談に応じてしまうことがあります。
しかし,多くの場合,弁護士が保険会社と交渉することにより,賠償額を適正な金額まで引き上げることが可能です。ケースによっては賠償金が当初の提示額から倍増することもあります。
お早めに弁護士にご相談ください
交通事故に遭われた場合には,「適切な治療」と「適正な補償」を受けることが重要です。
医療機関で適切な治療を受けるとともに,適正な補償を受けられるようにするため,まずは早い段階で専門家である弁護士に相談することをお勧めします。